今回は、センサーデータのような複数の時系列データと
故障データを可視化してみます。
サンプルデータ
サンプルデータはこちらからダウンロードしてください。
解凍後のエクセルデータを開くと
「SensorData」と「EventData」の2つのシートがあります。
時系列のセンターパラメータと、故障のデータです。
こちらを使用して作図したいと思います。
完成のイメージはこちらです。
データの取り込み
まずはデータを取り込む必要がありますので、
エクセルファイルをSpotfireにドラッグアンドドロップして開いてください。
エクセルファイルの場合は「ワークシート」でどのシートのデータを取り込むのか選択できますので、「SensorData」シートを選択して「OK」を押してください。
線グラフの作成
それでは可視化していきますので、メニューバーにある線グラフのアイコンをクリックしてください。
最初にX軸はTime、Y軸はSensor1の合計のグラフが作成されています。
軸の追加
今はSensor1だけですが、ここにSensor2~4も追加していきます。
一つ一つ追加することも可能ですが、まとめて追加する方法を紹介します。
Y軸の「Sum(Sensor1)」と書かれている上で右クリックして「カラムの選択」を選びます。
「カラムの選択」画面で右にSensorのデータを3つ追加してください。
この方法ならカラムが大量にある場合でも便利です。
また、「集計」項目もありますので、合計だけでなく平均や分散などの指標も選択できます。
これで4つのセンサーを時系列に表示できました。
故障発生時刻の追加
それでは故障発生時刻をこのグラフに重ねていきたいと思います。
故障データの取り込み
故障データも「EventData」として同じエクセルファイルに格納されているので、
再度エクセルファイルをSpotfireにドラッグアンドドロップして取り込みます。
ワークシートで「EventData」を選択するのを忘れないでください。
データを取り込むと自動的に新しいページが開きますので、元のページに戻ってください。
垂直線の追加
グラフ上に垂直線を描画するので「プロパティ」を開きます。
グラフ上で右クリックしてプロパティを選択しても構いませんし、グラフ右上の歯車アイコンをクリックしても開きます。
プロパティ画面で「線およびカーブ」を選択します。
ここでは様々な指標線を引けますが、今回は別テーブルにあるデータから描画します。
「追加」ボタンから「垂直線」→「データテーブルからの線」を選びます。
メニューが表示されるので「OK」を押してください。
これで描画が完了しました。
センサーの動きと故障発生時のグラフです。
見方にもよるとは思いますが、線が重なってしまって全体の見通しが悪いので
センサーによって枠を分けたいと思います。
トレリス設定
レジェンドに表示されている「色の基準」を枠の基準に移します。
色の基準の「カラム名」をドラッグしてグラフ中央に表示される「垂直のトレリス」にドロップしてください。
これで縦にセンサーが一覧表示されます。
ちなみに枠ごとに発生したイベントを制限ケースもあるかもしれませんが、
Spotfireではそのような表示はできないので、別々に線グラフを作成する必要があります。