動的項目
前回テキストエリアを使用して、文章やイメージを表示しました。
固定メッセージだけであればテキストで十分ですが、
データやフィルターに応じて変化する値などを入力したい場合「動的項目」を使用します。
動的項目を使用すると式を入力してラベルを表示したり、アイコンを表示することができます。
また、スパークラインやバレットグラフを表示することもできるので、
指標を一目で確認したい場合は便利です。
動的項目の作成
動的項目を作成するにはテキストエリアの編集モードで「動的項目の挿入」アイコンをクリックします。
「スパークライン」「計算値」「アイコン」「ブレットグラフ」の4種類の動的項目があります。
スパークライン
スパークラインはシンプルなラインチャートです。
トレンドや変動を表示するために使用されています。
通常のラインチャートと同じようにX軸とY軸を設定することができます。
計算値
計算値は、入力された式から計算された値です。
クロス テーブルに表示されるデータと似ています。
「値」のタブで式を入力できます。
もちろんカスタム演算式を使用することもできます。
アイコン
アイコンは、数値に応じてイメージ表示します。
「計算値」と同じように、入力された式の値に応じて色と形を表示します。
この例では、ホームラン数で閾値を設定しています。
フィルターでチームを変更すると、値に応じてアイコンが変化します。
ブレットグラフ
ブレットグラフは、2つのパラメータで比較する場合に使用されます。
予算と実績や進捗状況、昨年対比などで使用します。
動的項目のデータ範囲
既定では動的項目はページのフィルターに応じて変化するため、絞り込み条件に応じて変化します。
計算値をロックしてフィルターに反応しないようにするには
各動的項目の「データ」タブを設定します。
全てのデータを常に表示したい場合は「フィルターを使用したデータの制限」から
チェックを外してください。
また、常に一定条件のデータを対象として表示したい場合は
「式を使用したデータの制限」で”team = ‘NY Yankees'”等の設定をすることも可能です。